トラウトアンドキング 海外遠征報告
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2011年内 ご帰国分
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釣り人  愛知県の高木さんご夫妻
場所  ニュージーランド南島 / テ・アナウ & ミルフォード・サウンド
期間  2011年12月23日〜12月31日
釣果  レインボートラウト(40〜50cm)、ブラウントラウト(50〜60cm)
フライ  アダムス、ビーズヘッドニンフ
コメント  今回は、ホームページ「スタッフ遠征報告」のテ・アナウ(2011年2月)の写真を見て、ミルフォード・サウンドの美しい景色に惹かれ、迷わずテ・アナウに決めました。
 テ・アナウの良さは、移動中も含めて景色の美しいことです。一つの川では、雪の残る山を遠くに眺め、ルピナスの咲き乱れる川原を歩きながら釣るという、まさに別天地に遊ぶ感がありました。ガイドは魚の数ではマタウラほど多くないと語っていましたが、川を知り尽くした優秀なガイドのお蔭でそんな印象は全く受けませんでした。テ・アナウ周辺の川は、レインボー中心で時にブラウンが交じり、ドライとニンフの両方で楽しみました。
 しかし何と言っても今回のハイライトはヘリ・フィッシングでした。ミルフォード・サウンドのフィヨルドを横目に見ながら飛び、急峻な山の深い谷に降り立つと、透き通った水(ガイド曰く飲用可)の美しい川が流れています。この川では最大60cm超のブラウンが我々を楽しませてくれ、川を釣り上がったところにヘリコプターが迎えに来てくれる、という何とも贅沢な一日を過ごしました。
 テ・アナウ湖に面したホテルはバスタブ付で快適でした。テ・アナウは小さな町ですが、わずか100mほどのメインストリートに、イタリアンや中華を含め十数軒のレストランがあり、天気の良い日は屋外での食事が楽しめます。釣り具などのアウドドア用品店・スーパーマーケット・酒屋・土産物店・銀行なども集中しており、旅行者には大変便利です。
 またテ・アナウは、クイーンズタウンとミルフォード・サウンドとの中間点にあり、クルーズなどのミルフォード・サウンド観光にも最適です。クイーンズタウン発着の日帰りツアーは12時間もかかる強行軍ですが、テ・アナウ発着であれば、バスに揺られる時間が5時間も少なくて済みます。
 魚の数とサイズだけを考えれば、他にもっといい場所があるのかもしれませんが、釣りに加え、美しい景色・快適なホテル・食事のヴァリエーション・買い物、なども含めて休暇を楽しみたいという軟派の私たちにとっては、テ・アナウ最高! でした。
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釣り人  京都府の橋本さん
場所  クリスマス島
期間  2011年11月21日〜11月30日
釣果  ボーンフィッシュ(最大60センチぐらい)を計20匹ぐらい。トレバリー(最大20ポンドぐらい)を4、5匹。その他。
フライ  レイジーチャーリークリスマスアイランドスペシャル、カラーは、オレンジ、パール系でフックサイズは4番と6番(ほとんど6番を使ってました) 4番のパールカラーでは、最大のボーンフィッシュがヒットしました。
コメント  初めてクリスマス島に行きました。フライの雑誌やテレビの釣り番組でクリスマス島を見たとおり、海はすごく綺麗で、魚影も濃く、フライフィッシングを満喫できました。日本ではいつも渓流で、イワナやヤマメを釣っていますが、ソルトウォーターでは合わせのタイミングや強さがいつもと違うため、最初、少し戸惑いましたが、すぐにその感覚になれ、フッキングした後のボーンフィッシュやトレバリーの引きを楽しむことができました。引きの強さは最高に楽しめました。
 また、最後の夜、宿泊していたキャプテンクックホテルでは、ディナーショーがあって、現地の人達が楽器の演奏やダンスを披露してくれて、すごく楽しめました。機会があれば、次回はGT用のタックルも用意して、ぜひ大物を釣りに行きたいと思います。
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釣り人  静岡県の鈴木さんご夫妻
場所  メキシコ / バハカリフォルニア
期間  2011年10月22日〜10月28日
釣果  ルースターフィッシュ、ジャック、レディフィッシュ、シイラ、ポンパノ
フライ  クラウザーミノ各種、小型クリースフライ
コメント  到着日前日の釣果はルースター20尾で、好調とのことでしたが、釣行初日、いざ蓋を開けてみると、チャムを撒いても反応は薄く、いつもは底にたくさんの魚が見える浅場も魚の影は少なく、厳しい状況でした。しかしなんとか朝のうちにルースターをヒットさせることができ、これが今回の最大魚となりました。
 二日目はビーチからの釣り。朝のうちは波打ち際のナブラ打ちで、ベイビールースターやジャックをキャッチ。その後はランチ&昼寝を挟んで、バギーであちこち叩きまわるも、魚には出会えず仕舞いでした。といっても、魚影やナブラはあったので、一瞬のチャンスを生かすスキルが自分になかったのだと思います。
 三日目は朝のうちは前日までと同じ状況。沖でシイラに遊んでもらったりしていたら、午後になって魚の活性が上がりはじめました。チャムにもいいサイズのルースターが反応していましたが、結局最後までヒットさせることができず撃沈。いまだにベイトを追いかけまわすルースターの姿が目に焼き付いています。
 今回、ベイトは3〜5センチ程度のサーディンで、ガイドも小型のクラウザーミノーをチョイス。確かに少しサイズを大きくすると、とたんに反応が悪くなり、とてもナーバスなコンディションだと実感。でもこれは毎年この時期の特徴というわけではないようで、かなりイレギュラーだそうです。
 それにしてもルースターって、チャムを撒いても水面を逃げ回る元気なヤツにしか反応せず、デッドベイトならまだしも、ガイドが流していた泳がせにも無反応。フライで釣ることのむずかしさを目の当たりにしました。まだまだ修行が足りませんね。
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釣り人  北海道のフライショップドリーバーデン下山さんグループ
場所  アメリカ オレゴン州 / デシューツリバー
期間  2011年10月2日〜10月9日
釣果  スティールヘッド
フライ  スティールヘッドフライ各種
コメント  魚のコンディションも水の状態も良く、同行者全5名、みんなが満足する結果となりました。
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釣り人  神奈川の渡邊さん
場所  マレーシア / ロンピン
期間  2011年9月29日〜10月2日
釣果  セイルフィッシュ / 筆頭サイズ 30-35キロ / 数 3
フライ  ストリーマー(シリンダーのポッパーヘッド)、キャムシグラータイプはじめ、水に濡れたフライは、羽が細くなり、貧弱なフライに見えがち。。。フライがファットに見えるマテリアルの工夫が必要と思われ、今後の研究。(ガイドの試作フライは良かったです) / サイズ20センチくらい / 色 ピンク/白をメイン、グリーン/オレンジもたまに
コメント  昨年はモンスーンの影響で、港についたものの釣り不可。。。やっと、実現した本釣行。状況は厳しかったですが、ドミニク、イアン、ボートのクルー達から、多くを学びました。キャスト、ティージングした魚のフライへのアタック(やる気有無)、その後のフッキング等、全てのタイミングが揃わないと成果につながらない難しさが、セイルフィッシュの釣りにはあると思います。一番のポイントは、あせらないフッキング !これにつきます。ファーストランで100メートルくらいのフライラインが一気に出て行く様は、格別です。機会あれば、是非、皆さんもどうぞ!!!
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釣り人  東京都のKさん
場所  メキシコ / ユカタン半島 アッセンションベイ
期間  2011年9月17日〜9月24日
釣果  パーミット、ボーンフィッシュ、スヌーク、ジャック
フライ  クレージーチャーリー(自然色中心)、クラブフライ(ブラウン)、トード、ストリーマー系など
コメント  アセッションベイは二回目となりました。前回は釣キチ仲間と二人で行きましたが今回はフライ初心者の彼女と二人で行きました。現地では観光客も少ないオフシーズンだったので、魚も活性が高く楽しめました。私の今回の目的はパーミット、ターポン、スヌークを釣り上げる事。彼女は人生初のボーンフィッシュを釣り上げる事でした。彼女は東京湾のシーバスで鍛え上げたキャスティングが繰り出せるかが鍵でした。日本からの長旅は疲れましたが、カンクンから車で3時間ほど走ったところで、ボートに乗り換え満点の星空の下を船でロッジまで移動し、疲れも吹き飛びました。翌日から4日間連続で釣りに出ました。
 相変わらずボーンフィッシュは沢山見られ、初日から彼女も無事にボーンフィッシュを数匹釣り上げることが出来ました。また、魚種が豊富なアセッションベイはスナッパーや小型ジャックが漂流物に付いていて、疲れた釣り人の心を癒してくれました。彼女もたくさんの魚を釣り、大満足の様子でした。
 小生は今回小型のボーンフィッシュは狙わずに、単独で行動している大型のボーンフィッシュを狙いました。ビッグボーンはやはり難しく、十分に楽しむことが出来ました。テーリングしている大型ボーンを狙ってキャストする興奮はいつ味わってもたまりません。また、気合を入れたキャストをしたときにフックが頭に刺さる等のハプニングも恒例です。実は今回一番の大型ボーンを釣ったのは私では無く彼女でした。そういうこともあります。
 3日目移動中に、ガイドがパーミットを発見しました。3〜4メートルの深場に3匹がユラユラと黒い影となって動いているのが見えました。時折とがった背びれが水面に現れ、その群れはほとんど動かずに水面を漂っているようみ見えました。エンジンを止め、15分ほどあらゆる角度からクラブフライのキャストを繰り返し、ついにフライを追ってくる黒い影が見えました。ヒットと同時にフライラインを繰り出し、リールファイトに突入、ガイドさんの指示で15ポンドリーダーを使っていたため、30分ほどかけて慎重に寄せました。前回の釣行でもまずまずのパーミットを釣り上げましたが、前回は昼休みに浅瀬に立ちこんでブランドキャストをしていてヒットした経緯なので、今回とは価値が違います。大満足でした。それにしてもあの思わせぶりなパーミットの行動は不思議なものです。
 静かなラグーンではどう考えても魚の気配が無い炎天下、大型ジャックが回遊しているのを発見、釣り上げました。バハカリフォルニアでルースターを追い掛け回した時に経験したジャックが食いつくときの巨大な口を再び見ることが出来るとは思いませんでした。
 4日目には本当に居るのか疑問視していたスヌークを釣り上げる事が出来ました。オーストラリアで釣ったバラマンディー並みの引きとジャンプに興奮しまくりました。2日目にマングローブに隠れていたターポンをフックしましたが、残念ながらバラしてしまいました。
 過去様々な場所の釣行に行きましたが、アセッションベイは色々な状況と魚種、難しい魚から易しい魚まで、色々なレベルの要求に答えてくれるところだと改めて感じました。みなさん行かれる機会があれば蚊に注意してください。今回の釣行ではロッジの蚊が気になりました。前回は気になりませんでしたので、季節がピークシーズンだったのかも知れません。虫よけスプレーを二本持っていきましたが、もっと必要でした。とにかく気合の入った蚊が、服の上から刺してくる状態はたまりません。次回は香取線香も持っていき、備えたいと思います。
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釣り人  Hさん
場所  カナダ / スキーナリバー水系
期間  2011年8月14日〜8月21日
釣果  スティールヘッド / 95cm筆頭に7匹、 コーホサーモン 2匹
コメント  サマーランスティールヘッドフィッシングに行ってきました。今まで、釣れる日の予想は当たっているのですが、自分の釣果にそれが反映せず、釣り方にかなり迷いがあったのですが、今回何点か釣り方やフライを改良し、満足のいく結果を得ました。10匹フッキングさせ、7匹キャッチ出来ました。95cm オス 90cmメス 85cm 2匹 75cm 2匹 70cm 1匹(スチールヘッド計7匹) コーホ2匹
 キャッチ率も向上し、研究の成果が出たように思います。今までの迷いも少しは軽減したように思います。ただ逃げられた1匹は今回の最大魚95cmかそれ以上の魚であり、一気に100m走った魚をどの様にランディングまで持っていくかが課題として残りました。また考えて挑戦しようと考えています。
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釣り人  東京都の安達さん
場所  カナダ / ボウリバー・カムループス・エルクリバー
期間  2011年7月17日から2週間の家族旅行(釣りは、4日のみ)
釣果  レインボートラウト / カムループスは、筆頭サイズ55cm / 50オーバー三本、小型無数。
 ボウリバーは、50オーバー含めて、20本以上。
 エルクリバーは、50オーバーを筆頭に、40本以上、すべてカットスロート。
コメント  ボウリバーは、ガイドのボートからのニンフの釣りでたくさん釣った。フライがストーンフライの大型なので、投げづらかったが、ガイドのトッドがとても気さくで頑張り屋で、楽しい一日だった。12歳の息子に付きっ切りで、いろいろアドバイスをもらい、さすが学校の先生だっただけあるなと思った。子連れ、夫婦など、ファミリーでも安心して、楽しく釣りができるシステムのある川だと思った。
 カムループスは、大雨のあとでにごりがすごく、フライは苦戦したが、家内と子供たちがルアーでたくさん釣った。ボートを自分たちで借りて、のんびり天気のいい中、とても楽しかった。フライでは、ニンフで50オーバーを筆頭に、何本か釣った。
 帰りに、エルクリバーという、ドライフライでは北米随一の釣り場というところの、支流で、子供とドライオンリーで、50cmクラスを筆頭に、カットスロートの美しい魚を数十本釣った。次回はここをもっと攻めてみたい。
 全般的に、天気に恵まれ、カナダの自然のなかで、またカナダ人の親切さに囲まれ、とても充実した家族旅行 兼、釣り旅行が楽しめた。
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釣り人  神奈川県の松永さん
場所  ハワイ オアフ島 / ボーンフィッシュ
期間  2011年5月30日〜6月4日
釣果  ボーンフィッシュ / 11.5lb筆頭に4尾
フライ  パーフェクトクラブ / サイズ#6 / 色タン 
コメント  5、6匹スプークさせたあと、なぜかコイツだけフライに飛びつきました
 10ポンドのリーダーで奇跡的にランディングできたのは、リーフのエッジに走っていって胸までつかってくれたガイドのお陰です。
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釣り人  北海道のガイドワイルドライフ千葉さんグループ
場所  カナダ / スキーナ水系 & キティマットリバー
期間  2011年5月1日〜5月8日
釣果  スティールヘッド、ドリーバデン
フライ  イントルーダー、エッグサックリーチ
コメント  昨年からのスティールヘッドの遡上は相当多く、今回は期待が持てました。いざ蓋を開けてみると、やはり、スキーナ&キティマットの魚達はその期待を裏切りませんでした。
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釣り人  広島県の山田さん
場所  カナダ / キティマットリバー&スキーナ水系
期間  2011年4月29日〜5月5日
釣果  スティールヘッド
コメント  1日目
キティマットの港にあるボートハウスから、海に直接流れ込んでいるクリークに連れて行ってくれる。ガイドが、グーグルアースを見て見つけたそうだ。ヤマメが釣れそうな渓流に、銀ぴかのスティールが入っている。10f#8のフライロッドがぴったりの流れで、まずはフライで一匹。その後、延べ竿に持ち替えて、川を上りながらポイントポイントを探る。写真だけを見ていると、渓流でヤマメを釣っているようだが、釣れるのはすばらしいスティールだ。延べ竿で2本を捕って、1日目を終了した。

二日目
今回試してみたかったシステムがあった。
スティールをかけた後、なるべく走らせたくない。フライでは、魚が引くと走らせるという当たり前のことに、疑問と持つようになった。走らせて、魚との距離が遠くなればなるほど、捕れる確率が低くなる。また、スティールと真っ向勝負をするという、一番釣りとしてエキサイティングな部分を、みすみす捨てているのではないか。スティールの走りを止められる竿を探していくうちに、磯からフカセで青物を釣る竿はどうかと思った。磯という動けない場所から、ヒラマサが捕れる竿、繊細なティップと強靱な粘り腰を持つ竿。しかし問題は、繊細なティップに付いているガイドにフライラインが通らない。そこで、スカジットラインを1.7mまでカットして、T14を3m付けてみると、十分フライキャスティングが成立した。テラスの近くにある、コパーリバーにガイドが連れて行ってくれるが、昨日ガイドが勧めてくれた「カニ」にあたり、朝から吐き気がする。一匹釣れたら帰ろうとがんばる。午前中に一匹釣れたところで、ロッジに戻り、明日からに備えることにした。

三日目
キティマットリバー。10f#8のスイッチロッドでフレッシュなスティールを捕ることができ、体調もなんとか戻すことができた。

四日目
ケーラムリバー下流域。がまかつの磯竿にノーティラスのフライリールが、妙に似合っていると思うのは、私だけだろうか。イメージ通りに、スティールヘッドとのファイトを楽しむことができた。ケーラムリバー最下流部、16:00。長く続く瀬の上流部、カーブしてできた中州によって分断された流れが、再び交わるところ。フライで慎重に探ってみたものの、なにもない。何か感じるものがあり、延べ竿をセットして、再度探りを入れていくと、目印のアタリとも言えない気配に竿をそっとたてる。「いた」。竿を上流に倒しながら岸へ寄せていくと、ゆっくりと付いてくる。こういうやつはでかい。口に異物が付いていることに気づいたスティールが、強烈に流心に戻ろうとするのを必死で止める。竿をたてると、魚が浮き、速い流れで反転すると止めることはできない。引きに負けて、下流に下がると、竿のタメが緩んで一気にノサれる。今まで何度も悔しい思いをしてきた。道具を信じて耐える。少しずつでも岸に近づきたいが、、一歩も動けない。キャスティングで50Kg オーバーのクロマグロを釣ったことがあるが、それ以上だ。時間にすれば、15分くらいだろうか。スティールの大きな顔が見えてきた時。やっと終わったと思った。魚、読み、場所、ファイト、全てにおいて満足できる、渾身の一匹だった。

五日目
コパーリバー。
昨日出会えた一匹で、今回の釣行に十分満足した私は、いつも連れ添っているガイドにポイントを譲り、彼が釣るのを見ていたところ、なんと42インチのすばらしいスティールを釣り上げてしまった。数多くのスティールを釣っている彼の顔が、釣り好き少年の顔になり、リリースをした後に、手が震えると言っていた。私に感謝の言葉を言っていたが、悔しいという気持ちは全くなく、彼と喜びを共有できたことに、私も本当にうれしく思い。二人で釣りの神様に感謝した。

フライでスティールを釣り始めた時は、エッグヤーン、イクラ、浮き釣り、などをどこか見下した自分がいた。フライフィッシングをしていること自体が、自分はレベルの高い釣りをしていると、意味のないプライドを持ち、錯覚していた。40年以上、フライフィッシングをやってきて、自分は、フライフィッシングが好きなのではなく、スティールヘッド・フィッシングが好きなことに、今回の釣行で気づいた。
2011年秋のスクールに参加した、エド・ワードが語っているビデオを見て、私も同感だと思った。
 「まず、魚が釣りたい」
 「そして、大きな魚が釣りたくなる」
 「挑戦しがいのある魚、挑戦しがいのある状況で釣りたくなる」
 「そして、ただ、魚が釣りたいというステージに戻る」
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釣り人  広島県の玉本さん
場所  ハワイ / ボーンフィッシュ
期間  2011年5月4日
釣果  ボーンフィッシュ
コメント  簡単なレポートと写真をお届けします。
 まず、魚がとてもスプーキーということで以外と繊細なタックルでした。#8ラインにリーダーは10ポンド、フックも#6〜#4でテイリングしている魚には#10も使うとか。ガイドはこのタックルで13ポンドのボーンをキャッチするそうです。当日はかなりの強風と時折の雨で魚の警戒心は少ないとのことでしたが、その分キャストが難しく、ライントラブルも多かったです。写真のようにレインウエアを着ての釣りでした。このコンディションの中でキャッチできたのは本当に幸運だったと思います。ハワイのボーンはグリーンの背がとても印象的でした。いろいろプラクティクスできたので次回はもっと充実した釣りができると思います。楽しみです。
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釣り人  愛知県の榊原さん
場所  ニュージーランド北島 / ムルパラ
期間  2011年4月10日〜4月17日
釣果  レインボートラウト、ブラウントラウト
フライ  アダムス#16、レースウィング#18、フェザントテイル#16、リーチパターン(黒・オリーブ)#6
コメント  5年振りに訪れたムルパラ。単独遠征ながら、マリーさん一家の暖かいもてなしと、濃密な釣り、青木さんのお陰で充実の釣り旅ができました。丁度ブラウンのスポーニングシーズンにも重なり、レインボーともに、サイズ・コンディションとも申し分なく、ドライ・ニンフ・ウェットと多彩な釣りが楽しめました。
 2-Handのゲストは「今シーズン、初めて」と言っており、それ故か、すこぶる反応良く、ガツンという当たりと普段、ほとんど曲がることがないロッドが、バットから大きく曲がるのが快感でした。2-Hand初トライでしたが、新たな発見と、ウェットの面白さを伺い知ることができました。また、いつか訪れたいと思います。本当にありがとうございました。
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釣り人  北海道の松岡さん、小林さん
場所  カナダ / スキーナ水系 & キティマットリバー
期間  2011年4月7日〜4月13日
釣果  スティールヘッド
フライ  イントルーダー / サイズ10cm / ブルー・ピンク
コメント  (松岡さん)今年はかなり遅い春らしく渇水しており非常にタフな釣りだとガイドも言ってましたが、何とか同行の小林さんと32インチ〜38インチまで4本キャッチ。すごく親切なガイドととてもきれいなロッジで夢のような時間を過ごしました
 (小林さん)厳しい釣りでしたが、結果がでて最高でした。
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釣り人  フライショップドリーバーデンの下山さん、平野さん
場所  アルゼンチン / パタゴニア リオクランデ
期間  2011年2月18日〜2月27日
釣果  シートラウト
フライ  ウェット、ニンフ各種
コメント  パタゴニアから無事帰宅しました。
 今回は天候や風などにも恵まれ、ヘトヘトになるまで釣りをしました。同行者は10kgオーバーのシートラウトを手にし、素晴らしい旅となりました。私は8kgが限界でした、しかし、ライズする魚を釣る事が出来たので満足です。ちなみにオリジナルの#10のWETで釣りました。大きい魚を小さいフライで釣るという事の大切さも再認識いたしました。地の果ての夕日がとても幻想的でした。
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釣り人  兵庫県の三好さん
場所  ニュージーランド / マタウラ、オレッティ、テ アナウ
期間  2011年3月2日〜3月17日
釣果  レインボートラウト、ブラウントラウト/筆頭サイズ 57センチ/数 たくさん
フライ  クリンクハマー14、クリップル16、フェザントテイルニンフ14-18、ロイヤルウルフ12、ソフトハックル12-14
コメント  二週間の釣行でした。最初の二日はガイドのデイビットとマタウラ川へ行きました。水深20〜50センチのシャローで50センチほどのブラウントラウトが飛び出してきました。オレッティへは単独での釣行でした。巨大なブラウンがたくさん泳いでいたのですが、合わせ切れが一回あっただけでボウズでした。ボウズが絶対に嫌な人はガイドを雇うべきだと思いますが、イロイロ考えて苦しむのが好きな人は単独も楽しいです。いつか半年ぐらい、ニュージーランドで釣りの旅をしたいです。
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釣り人  栃木県の飯塚さんご夫妻
場所  ニュージーランド / ムルパラ  &  バヌアツ共和国
期間  2011年2月16日〜2月27日
釣果  レインボートラウト ブラウントラウト
コメント  ニュージーランドでは3日間の釣りでしたが、ライズの釣り、ボートでの釣り、サイトフィッシングといろいろな釣りを楽しませていただき充実した3日間でした。初めてのニュージーランドでまったく釣り方がわからなかったのですが、ガイドのマーリーさんのおかげで釣果にも恵まれとても楽しかったです。ニュージーランド釣行後、大地震があり、その影響で飛行機が飛ばなくなってしまいましたが、手配いただいた現地のスタッフの方の対応のおかげで、予定どおりの日程で旅行を続けることができました。
 ニュージーランドの次に行ったバヌアツ共和国では少しだけ釣りをしたのですが、フラットな浜辺で目の前を泳ぐ50〜60cmの魚にドキドキした釣りを楽しむことができました。バヌアツ共和国はご飯も美味しくまた是非行ってみたいと思う場所でした。
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釣り人  北海道の美山さん
場所  アメリカ / ラスベガス・レイクミード
期間  2011年3月2日〜3月3日
釣果  ストライパー 5匹
フライ  クラウザーミノー/白、自作クーパーワカサギ
コメント  今回は、2009年度に続いて2回目のレイクミード釣行でしたが前回ほどの釣果はでませんでした。二日目にはラージサイズストライパーを狙いコロラドリバーでの釣りもしましたがまったく無反応で終わってしまいました。厳しい状況下でも前回と変わらないレイクミードと壮大なコロラドリバーを体験できとても貴重な体験をした釣行でしたので次の機会があれば再度ラージサイズストライパーへアタックしたいと思っています。
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釣り人  神奈川県の武藤さん
場所  ニュージーランド / ネルソン
期間  2011年2月5日〜2月12日
釣果  ブラウントラウト 最大65cm 6lbs
フライ  ビーンズヘッドニンフ アダムス ロイヤルコーマチン / サイズ #12,14,16 
コメント  今年もNZに行ってきました。数年前にネルソンレイクスで釣行させて頂きましたが、今回は、ネルソン宿泊してモツエカリバーを中心に釣行しました。ガイドの話では、ドライは、例年今がベストのことでしたので、今年は何かが違ったのだと思いますが、殆ど、ドライには反応せず、私としては、非常に珍しくニンフ中心の釣りとなりました。釣行の概要は以下の通りです。
 1、2日目は、ほとんど魚の姿を見ることができずじまいでした。
 3、4日目は、そこそこサイトで魚を見つけることが出来たいのですが、反応はあまりよくない状態でした。
 4日間でドライに反応した魚が3匹のみで実際にフライをくわえたのは1匹のみで、これもバラシで終了でした。最終的に今回は、ニンフでは、4匹(まともなサイズは2匹のみ)でした。最大は、65cm、6lbでした。数と反応は今一だったのですが、サイトで見つけた魚は、全て大きく60cm前後でした。通常この時期には、10匹/日前後は、ドライに反応する魚がいるそうですが、今回の状況の変化には、ガイドも首を傾げていました。
 今回宿泊したモーテルは最高でした。清潔感があり、ダウンタウン中心からも近くにショップも多く便利(徒歩で10分程度)でした。また、NZでは珍しくバスタブ付きであることは、私的には非常によかったです。ポテンシャルは高いエリアと思いますので、状況の良い時に再度、訪れたいと思います。
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釣り人  栃木県の丸山さん
場所  ニュージーランド南島 / ウェストコースト
期間  2011年2月6日〜2月12日
釣果  ブラウントラウト 63cm 6.5lbを筆頭に7〜8匹
フライ  ニンフ、シケーダ
コメント  ニュージーランド ホキティカまで無事行って参りました。色々と万全に手配して頂いたおかげで快適な旅でした。
 肝心の釣りの方ですが、大雨の後だったようで大河川はどこも濁流で、釣り場へ向かう途中では何箇所も崩れた道路の復旧工事をやっているような状態でした。
 ガイドは、クリアウォーターのエリアへと案内してくれましたが、雨の影響なのか状況はそれほど良くなかったようです。最終日には行ったエリアで1匹の魚も見られず、ガイドの記憶では1匹も見つけられなかったのは少なくともこの4年間で初めてだと言っていました。4日間の釣りのうち結局2日間は坊主でした。まぁ、これには私の腕の問題も多分にあるとは思いますが。
 それでも、おかげさまで63cm、6.5lbを筆頭に7〜8匹のブラウンをキャッチすることができました。メインはニンフによる釣果でしたが、シケーダでも釣れました。また1日だけ夕食後にロッジの近所のポンドでイブニングライズの釣りも楽しむ事ができました。1時間ほどの釣りで35cmのレインボーが3匹でしたが、サイトフィッシングとは異なり、ガイドと並んで2人でのんびり釣りができました。
 ロッジは、話に聞いていた通り、綺麗で快適でした。また、頂いた料理もどれも美味しかったです。初めての海外釣行で、また初めて一人での海外ということで、色々と心配しましたが、おかげさまで大変楽しい旅になりました。どうも有難うございました。今度は洪水の後ではない時に是非行きたいと思いますので、その時はまたどうぞ宜しくお願い致します。
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釣り人  京都府の五十嵐さん
場所  ニュージーランド北島 / ムルパラ - ツランギ
期間  2011年1月31日〜2月6日
釣果  レインボートラウト、ブラウントラウト
フライ  オリジナルバグ(オールブラックス)
コメント  ムルパラが増水のため、ツランギエリアを釣りました。湖では砲弾型のレインボーの強烈なファイトを川では大型ドライの釣りを、初めての場所で楽しむことができました。
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釣り人  千葉県の長谷川さん
場所  ニュージーランド北島 / ツランギ 〜 ムルパラ
期間  2011年1月19日〜1月29日
釣果  筆頭サイズ レインボートラウト / 64cm ツランギーのガイドの案内 WANGAWUI RIVER 気温22度
フライ  ニンフ#14ヘアーズイヤー
 ロッド#6 フローティングラインに3Xティペットを直結、ビーズヘッドあり、なしのダブルニンフ
コメント  ニュージーののどかな牧場を流れる川で、平日でもあり釣り場は独占、優雅な釣りを楽しめた。だだ残念ながら期待していたこの時期のセミのドライフライでの釣りは鳴き声聞こえど反応なく、上記ニンフの釣りとなった。ムルパラでは100年に一度の大雨で川は1週間、無情にも茶色の濁流と化し全く釣りにならず湖で無聊を慰めることとなった。自然を相手の道楽、致し方ないか。次回の(いつになるかな。。)楽しみにすることとしたい。
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釣り人  香川県の森本さんご夫妻
場所  ニュージーランド南島 / マタウラ周辺
期間  2010年12月28日〜2011年1月6日
釣果  ブラウントラウト / 55cmを筆頭に、40〜55cmを28匹、30cmクラスを数匹
 レインボートラウト / 45cmを1匹、30cmクラスを数匹(初日の山上湖のみ)
フライ  ドライ / #14パラシュート・ビートル,#16パラシュート・アダムス,#18ラムズウールウィング・メイフライ,#18CDCイマージャー
 ニンフ / #14タングステン・ビードヘッド・フェザントテイル,#16〜18タングステン・ビードヘッド・ヘアズイヤー
コメント  初めて訪れたマタウラ川ですが、あいにく私たちの到着前日に降った大雨で増水し、泥濁りの状況。初日は支流も全て濁っているということで、小さな山上湖の釣りからスタートしました。ここも強風のせいかライズやクルージングがほとんど見られず、数匹のレインボウトラウトをキャッチしたのみに終わりました。
 翌日からは、マタウラ支流のスモール・ストリームの釣り。風が強い状態はまだ続いていたので、比較的風の弱い、河畔林の多いエリアへ入りました。頭上に枝がかぶさっているようなポイントで小さなライズ・リングを見つけ、パラシュート・ビートルをキャストすると、もう一度小さなライズ・リングが広がり、吸い込むような動作で良型のブラウントラウトがフライを捕らえます。水中に沈んだ倒木に巻かれないように、またプレッシャーを掛けすぎないように注意しながらのトラウトとのやり取りなど、テクニカルな釣りを十分に楽しむことができました。
 旅程後半に入って、ようやくマタウラ本流での釣りが実現しました。とは言っても、まだ薄い濁りが残っていてライズはほとんどなく、ニンフィング中心の釣りとなりました。トラウトの活性は高く、多数の良型ブラウントラウトが私たちのニンフをくわえて瀬の中を跳んだり駆け回ったりして、元気いっぱいのファイトを展開しました。
 期待していたライズ狙いの釣りは、イヴニングの1時間半と、午前中の2時間だけ。狙ったトラウトの鼻先へフライを送り込んでフッキングする楽しさの片鱗は味わえましたが、まだまだ十分に楽しんだとは言えない状況です。Davidの心温まるガイド・サーヴィスを思い出しながら、チャンスがあればぜひマタウラ川を再訪したいと願っています。
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釣り人  北海道の伊藤さんご夫妻
場所  ニュージーランド北島 / ムルパラ
期間  2010年12月30日〜2011年1月3日
釣果  レインボートラウト、ブラウントラウト
コメント  この度は旅行前から細やかなご配慮を頂きありがとうございました。初心者なので魚が釣れるか不安だったのですが、トラウト&キングさんのアドバイスを受けて準備を整え、現地ではマーリー氏の素晴らしいガイドを受け、安心して釣りを楽しむことが出来ました。59cmのブラウントラウトを筆頭に、50cmupを13尾、40cmupを11尾釣ることができました(その他たくさんの魚をバラシたのですが…)。
 マーリー氏とその家族に囲まれ、まるでホームステイをしている様な気分で、大変素敵な時間を過ごすことが出来ました。素晴らしい釣果と、良い旅の思い出ができたことを大変感謝しております。本当にありがとうございました。
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釣り人  Hさん
場所  ハワイ
期間  2011年1月1日〜3日
釣果  ボーンフィッシュ
フライ  ローカルパターン
コメント  昨年に引き続きハワイの強豪ボーンフィッシュにチャレンジしてきました。前回はいいサイズをガイドが取り込みを失敗して逃してしまっていたので、今回こそはという思いでした。しかし、やはり、相手はなかなか手強かったです。10ポンドクラスが何度か、またいちどは15ポンドのモンスターまでが私の前に現れたのですが、少々の足音やフライの着水音でサッといなくなってしまうくらい敏感で、やっと掛けると遥か沖のリーフまでノンストップで行ってしまい、リーダーやバッキングラインまでもが切られ、そのスピードとパワーには圧倒されました。なんとか4ポンドクラスのボーンフィッシュをキャッチすることができましたが、夢の10ポンドを目指して再挑戦したいと思います。
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