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カムチャッカ半島 ジュラシックリバー釣行レポート その@ |
2011年 カムチャッカ 釣行レポート その@ | そのA |
ロシア東端のカムチャッカ半島は1990年代まで
元ソ連の軍事目的の為に全く外部から人を寄せ付けなかった。
その為、太古からの自然が手付かずで残されている。
原始のままの姿を残す川には、現地ではミキージャと呼ばれる
珍しい、原種のニジマスもいるらしい・・・
昨年ある川に釣行されたご夫婦は
70cmもある巨大なミキージャを何本もキャッチされた。
それらは水面を泳ぐマウスパターンに襲いかかったという。
ミキージャだけでなくイワナ(ガリエツ)、アメマス(クンジャ)に
様々なサーモンも遡上して、川は魚で溢れかえっているらしい。
我々はそのご夫婦の心強い再訪ご同行のもと、
そのジュラシックリバーと呼ぶに相応しい原始の川に
8月の中旬に訪れた。果たして結果は・・・
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いきなりの悪天候で出発が遅れたが、
天候が少し回復した隙間を見て元軍用ヘリコプターMi-8は飛び立った。
粗末なベンチシートと荷物混載の機内は
我々をアナザワールドへと誘うのにバッチリの雰囲気を醸し出す。 |
飛び立って暫くすると人工物が全くなくなり、
草原、森林、山の合間を縫って川が何本か蛇行している。
その一つの結構大きな川に沿ってヘリコプターは上流に飛び、
やがて川岸に立派なロッジが見えた。
ここが今回の我々の滞在場所となる。
ここより35Km上流にも別のロッジがあり、グループは上流組と下流組に分かれた。 |
到着したら先ず何よりも先に釣りがしたいと、準備を済ませて川岸に向かった。 |
昨年も巨大なミキージャを魅了したパターン。
リアルに巻かれたマウスフライは今回も効きそうだ。 |
川岸に下りるといきなり大きな足跡がありドキリとさせられた。 |
釣りを初めてすぐ全員のロッドが曲がった。
噂通り魚は豊富なようだ。何が上がってくるだろうか・・・
先ずはセッパリの水圧でものすごい抵抗を見せたカラフトマス(ガルブッシャ)。 |
きれいな魚体のイワナ(ガリエツ)がピンクストリーマーを連続で襲った。
支流との合流の深い巻き返しをボートから狙ってみて驚いた。
そこには何千匹?と言えるくらいのガリエツが群れをなしてグルグルと渦を巻いていた! |
開けた中洲でマウスフライを泳がせていたときだった。
巨大な頭がスローモーションのように水面に出てきて大口を開けたが、
マウスを食い損ねたようだ。
それでもまだしつこく何度も食いつこうとする。
ついにはフライが岸まで流れ着こうとしたとき、
ロッドにずっしりと重みが加わった。よしノッタ! |
ジュラ紀の恐竜のような面構えのミキージャはマウスを丸飲みにしていた。 |
2日目、ジェットボートで下流に向かった。
ガイドは川の状況をしっかりと把握していて、どこにどんな魚種が付くか、
どんなメソッドが適しているかなどを丁寧に教えてくれる。 |
この日も朝から魚達は我々のロッドを曲げ続けた。
ガルブッシャとガリエツはいたるところにいてキャスト毎に反応がある。 |
強い流芯脇の表層近くから飛び出したミキージャ。
迫力ある野生の魚体! |
なにやら巨体がスイッチロッドを絞り込んだ。
その正体は・・・? |
74cmもある迫力のアメマス(クンジャ)だ。
ガイドによると海に下らずに川で生まれ育つらしい! |
目いっぱい魚達とのファイトを堪能したらお腹がすく。
ランチタイムには全員集合して盛り上がる。 |
ランチポイントは大きなプールに支流が流れ込んでいて
最高のフィッシングポイントにもなっている。 |
足跡やサーモンを食い散らかした後がいたるところにあったのだが、
遂にその主が目の前に現れた。
ここの住人とはこれから毎日遭遇することになる。 |
3日目はロッジから上流へ向かった。
開始早々様々な魚達が我々のロッドを絞り込んだ。 |
強い流れの表層付近を早いリーリングで狙い、いいサイズのミキージャを選んで釣った。
上流のランチポイントでかかったクンジャ。 |
そのランチポイントの対岸では、親子総出で川岸を探索している。
ローカルもビジターもそれぞれ夢中で相手を気にせず。 |
ランチの後、移動したポイントで今までにない強烈な引きが・・・ |
キャッチしたのはこれまでの最大、74cmの精悍なオスのミキージャ。 |
岸際でマウスをスイングさせていると、大きな頭が水面を割って出た。 |
この川のミキージャはみな大きいが、釣れるのは1日1、2匹と聞いていたのだが、
この日はミキージャラッシュとなった。 |
すっかり見慣れた風景。いたずらに近づかなければ危険ではないと分かってきた。 |
一方、ここより35km上流のロッジに入ったグループは・・・
こちらも大型のミキージャをはじめ様々な魚達をマウスフライでキャッチしていた。 |
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