トラウトアンドキング
フィッシングツアー
海外釣行報告
カナダ ブリティッシュ・コロンビア州
スキーナリバー水系 2010年
トラウトアンドキング ロゴ
ホーム | お問い合わせ | スティールヘッド&サーモン特集 | スタッフレポートに戻る
秋のカナダ・スキーナリバー水系
スティールヘッド&サーモン釣行レポート
今年のスティールヘッドの遡上量は相当多いらしい、ここ10年でも最高だ!

夏前からそんな噂が聞こえてきて、ガイドからも次々と遡上したばかりのフレッシュな魚体の画像が送られてきた。

そうして我々は、待ちきれずにそわそわしながら、10月中旬のベストシーズンを迎えたスキーナリバーの支流に立った。

果たして結果は・・・

出発前日、先入りされていた高橋さんがすでにいい魚をキャッチしたとの速報が入った。

しかし、その状況は普通ではなかった。

高橋さんからは、大増水のため大きめのフライを持ってきた方がよいとのメッセージが・・・




初日、ボートランプで勇んで用意をして、早速実績のあるプールに向かった。

聞いた通り、一週間前からの大雨のため大増水となっていた。

川原であったところはすべて水中に沈んで、森の木々の間を水が流れているのである。

前日の高橋さんの魚も、フライを流しきった、森の木がかぶさるあたりでかかったというのだ。

なんとかウェーディングできる場所を見つけて、後方の枝を気にしながらキャストを始めた。
   




始めてすぐ、岸から45度の角度にフライが達した時、絵に描いたようにロッドが押さえ込まれた。

ジャンプをした後一気に下流に走られ、岸際の木の間に入られた。

ダメかと思ったが、何とか寄せることができた。

砲弾型のフレッシュなメスのスティールヘッド。そのパワーには圧倒させられた。




それから午後遅くまで沈黙は続いたが、千葉さんに待望の一尾が、

フライを流しきった木の下でかかった。

パープルのエッグサックリーチは魅力的に魚を誘った。






2日目、大増水の中を果敢に攻める高橋さん、この後、別のプールに移動して大変な出来事が起こる。




高橋さんと別れた我々は、ボートが波間に消えるほどの激流を下って支流に入った。

瀬の中まで立ちこみ、上流から粘り、ギンピカのメスをキャッチすることができた。

魚は白波が立つような浅瀬の岩の間に付いていた。




高橋さんに起こった大変な出来事・・・

別のプールに移動して釣りを始めたときにガイドはどこか山のなかに消えてしまった。

その間、フライを流すたびに何度もスティールヘッドがかかり、1人でキャッチしてはリリースの連続であった。

長いロッドで腰まで立ちこんだまま、魚を捕まえてハリを外すのはかなり大変だったそうだ。

そうして、ガイドが帰ってきたときにもまだ連続ヒットは続いていた。

そのときにはかなりのモンスター級がかかっていて、ラインは遥か下流まで行ってしまっていたが、惜しくもバレてしまった。

残るラインの回収には相当時間がかかったらしい。

スティールヘッドの連続ヒットなんて釣り人生でそう味わえるものではなく、まさに大変な出来事であった。

しかしガイドはどこに消えたのだろうか?




そして3日目、高橋さんが連続ヒットを味わったプールに入らせてもらった。

ここも普段は川原が広がっているのだが、増水のため森の中を移動した。
   




今まで沈黙していた小縄さんにアタリが来た。

ラインがどんどん下流まで出されている。巨大スティールヘッドか?




コーホーだ。

今年はコーホーが少なく、スティールヘッドのほうが多いくらいなのに・・・




高橋さんは、激流下のメインプールでスティールヘッドとコーホーをかけた。

そして、その下流の大岩の際にフライを流しこんだときに、またもやモンスタークラスがかかった。

しかし、惜しくも岩に潜られリーダーブレイクとなってしまった。

夢の40インチ(メーターオーバー)だったかも。
 




まだスティールヘッドの顔を見ていない小縄さんに、とうとう、この赤い帯は・・・
   




この赤い頬は・・・






満面の笑顔でパーフェクトボディのオスを抱きかかえ、いたわりながらリリース。







移動したプールでまたもや精悍なオスを手にした。

小縄さん曰く、「オレにはメスがかかんないんだよな〜」マスもサケもなぜかオスしか釣れないらしい。
 




深いプールでフライを流し切り、リトリーブ開始とともにフライに飛びついたオスのスティールヘッド。






写真を撮ったとたんに、凄いパワーで手から飛び出していった。




全員満足のいく釣果に笑顔がこぼれる。




最終日には上流の湖の流れ出しまで行った。もう山は雪景色となっていた。
   




おいしい食事も釣り旅にはかかせない。

寒い中、その場でパティを焼いて挟んで食べたハンバーガーは最高にウマかった。

高橋さんが魚達と格闘している間にガイドが山に消えた事件、実はガイドはマツタケをとりに行っていたのだ。

日本産よりもかなり大きくて真っ白なそのマツタケはバターソテーで香りを楽しみながらおいしくいただいた。




釣行メモ
 釣行場所:カナダ BC州 スキーナリバー水系
 日程:10月11日〜10月17日
 参加料金:¥438,000(航空券、送迎、宿泊、食費、フィッシングガイド含む/ツインシェアガイド)
 釣果:釣り人4人でスティールヘッド90cmを筆頭に14尾、コーホー3尾、ドリーバーデン多数。

タックル
 ロッド:#8〜#9、13〜14フィート
 リール:バッキングラインが200m以上巻けるドラグがスムースなもの
 ライン:スカジットライン+タイプ6〜T14ティップ10〜15フィート
 リーダー:14〜16ポンドナイロンまたはフロロカーボン1〜1.5ヒロ
 フライ:イントルーダー 黒、ブルー、パープル、ピンク、エッグサックリーチ

シーズン
 3月〜10月 本流、各支流、周辺河川で長期間スティールヘッドの釣りが楽しめる。
 6月〜7月 キングサーモン
 9月〜10月 コーホーサーモン

野生動物
 白頭鷲、ブラックベア、グリズリー、ムース、オオカミ、ヤマアラシ、ビーバーなどがいて、釣りをしているとかなりの確率で見られる。
 今回、ひとりで中州の離れた場所で釣っていると突然空気が獣臭くなった。すると、2匹の犬のような動物が、私の数十メートル下流で私を見ていた。一匹は真っ黒、一匹は灰色で体はかなり大きかった。え!もしかしてオオカミ?ガイドに話すと追いかけようということになり、中州から山にもどるところを見つけ身を低くして観察したのだが、我々を気にする様子もなく、水辺や地面の餌を探しながら悠々と歩くその姿はかなり迫力があった。



春、秋のスティールヘッド・ベストシーズンのご予約を受け付けていますのでお問い合わせ下さい。

スキーナーリバー水系の紹介ページもご覧下さい。

遡上魚のシーズンは早めに予約が埋まります。お問い合せはお早めにどうぞ。
ホーム | お問い合わせ | スタッフ釣行計画 | スタッフ遠征レポート | メール
トラウトアンドキング フィッシングツアー    Tel: 03-3544-5251    Fax: 03-3544-5532