トラウトアンドキング
フィッシングツアー
海外釣行報告
2007年4月
ニュージーランド北島 ムルパラ&ファカタネ
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トラウトだけではもったいない!
ムルパラから行く、ファカタネ滞在 ソルトフライ!
  2007年4月8日(日)から10日間、今年もニュージーランドに行ってきました。
  毎年、南島のマタウラと北島のムルパラの2ヶ所へ行くのですが、今年は久し振りにどうしてもニュージーランドでソルトウォーターフライフィッシングを楽しみたくなり、北島オンリーでプランニング。毎年ご一緒して下さる長尾さんに聞いてみたところ、ソルトフライには以前から興味があり、タックルは#8〜#12まで揃っているとの事。こうなっては迷う事はありません。今年はソルトフライとトラウトフライ、そして、昨年から試しているダブルハンド・スペイキャスティングでのウェットフライと3タイプの釣りを楽しむ事にしました。幸い、ムルパラのトラウトガイドで有名なマリー・ダウニーは、ソルトウォーターフィッシング好きで、このプランを相談すると、大喜びで乗ってきました。もちろん、ソルトフライもマリーにガイドを頼む為、今回は6日間みっちりマリーと釣りをする事になります。今年も楽しくなりそうです。
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ソルトウォーターフライフィッシング編


ニュージーランドへは、いつもやっぱりニュージーランド航空で行くのですが、やっぱり快適です。利用された方は分かると思いますが、エコノミークラスのスペースの広さなど快適さはダントツです。昨年から全ての座席にモニターが付き、いつでも好きなタイミングで好きな映画を見る事ができるので寝る時間に困ります。また、ニュージーランド航空は機内の映画が新しい!中には日本未封切の物もありますよ。4本くらい見てしまいます。


当初の予定では、ロトルア到着後、先にトラウトフィッシングに行く予定でしたが、日程後半の天候が怪しい為、
先にソルトフライに行こうとの事。マリー宅によってファミリーに1年ぶりの挨拶を済まし、その日の内に一路ファカタネへ。
気を利かせたマリーが既にボートチャーターの日程を翌日に変えておいてくれました。
同じガイドで両方できると、こういう場合に便利です。やっぱり頼れるマリーです。

いよいよ、出船。沖に出る為ボートは大型のクルーザータイプ。カタマラン・タイプの為、長さの割には幅が広く船首デッキもフラット。オフショアのソルトフライにはもってこいのボートです。キャプテンの奥さんも同乗し、船上で暖かい朝食を作ってくれました。


目指すポイントはホワイトアイランド周辺。活火山の島で、最近活発だとか・・・。日本と同じ様に火山活動による地震も多いらしい。この島の周辺はキングフィッシュ(ヒラマサ)の魚影が濃いことで有名です。


島に近付くと、水深数十メートルの場所で小魚の群れが・・・。よく見るとニュージーランドでよく見るブルーマオマオだった。少しチャミングをして群れを寄せていると、どこからともなく、キングフィッシュが!朝一は船首からのサイトフィッシング。寄って来ているキングフィッシュにめがけてキャスティング。動きを見ながらリトリーブや不規則なトゥイッチングで誘ってバイトに持ち込むと、さすがヒラマサ。ものすごいスピードとパワーでフライラインを引っ張り出します。群れが寄っている時は連続ヒット&ダブルヒットは当たり前!ソルトフライ初挑戦の長尾さんも連続ヒットで大興奮。ブルーランナーに引きずりまわされていました。


もちろん、私も久し振りのニュージーランドでのソルトフライを楽しみました。キングフィッシュは強靭で、このサイズでも硬く締めたドラグを引きずり出して行きます。


今回の最大サイズかな?風格がありますね〜。実は、長尾さんが途中で1mオーバーを掛けたのですが、何もできないまま根に潜られてしまいました。 釣り続けると疲れてきて、マリーに交代。マリーも一緒に楽しみました。マリーもソルトフライ好きです。マリーのイメージが変わるかな?


ホワイトアイランドの周りでは頻繁にこの様なナブラが立ちます。長続きしないのですがキャスティング範囲内で立つ事も何度もありました。 そんなナブラの正体の多くはこの魚。ニュージーランドのシマアジです。さすがにトレバリーなのでトルクのあるファイトでした。


キングフィッシュはフッキングした後、一目散に根に潜る習性があります。フライで狙うエリアの水深は数十メートル。バッキングが出される前に止めなければいけません。それが一番大変なのです。最終的には私も長尾さんも#12タックルまで上げました。ヒットした瞬間からフルパワーファイトをしないと相手のペースに持ち込まれてしまいます。私は#12のフライラインを根に巻かれ切られてしまいました。詳しくは、ホワイトアイランド・ソルトフライの詳細ページをご覧下さい。


翌日はショアからのソルトウォーターフライフィッシングへ。
ある条件の時に河口に寄って来るカウアイ狙い。この魚は日本にはいないので、何とも説明の
仕様が無いのですが、ニュージーランドでは人気のゲームフィッシングのターゲットです。
ベイトフィッシュを追って河口に寄って来ているので、そのベイトのパターンで狙います。
カウアイを釣るのは8年振りです。積極的にフライを追い、フッキング後は走る、暴れる、ジャンプするなど
釣っていて本当に楽しいのです。皆さんも是非カウアイを体験してみてください。

注意 : カウアイは地元の人達も食料調達の目的で狙っておられます。
個人で行くとトラブルの元ですので、必ず現地ガイドと一緒に行きましょう。
周りの人達としっかりコミュニケーションをとり、無用なトラブルを未然に防いでくれます。

私はトラウト用に持ち込んだ、#6ロッドで挑戦。カウアイのジャンプを数度見た後、早速ヒット。ランディングする為、地元フィッシャーに声を掛け砂浜に移動。 マリーも私のファーストヒットをランディングすべく、果敢に波打ち際に突入してくれます。


波に乗せて何とか寄せて、最後はがっちりマリーがハンドランディング。やったー、8年振りのカウアイをキャッチ。 んー、いつ見ても不思議な魚です。この姿でファイトはド派手。走る、潜る、ジャンプする、と故西山徹氏も好きだった好ファイター。


雨が降ったり止んだりのあいにくの天気ですが、時合いが良いので連続ヒット。長尾さんもショアからのソルトウォーターフライフィッシングを堪能しています。いや〜、楽しかったです。ソルトフライに挑戦してよかったとつくづく感じました。これもマリーのおかげです。


キングフィッシュ、カウアイ、それぞれのフライパターンやタックルセッティングなど再確認できました。
ご出発前にしっかりとサポート致しますので皆さんも挑戦してみてください。ご興味のある方はお気軽にご相談ください。


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